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# ベトナムで特大腫瘍の除去手術
新年早々、ホーチミン市の病院で、ベトナム人男性の「右足」に出来た特大腫瘍の除去手術が行われました。枯れ葉剤との関連は誰も触れえいませんが、枯れ葉剤被害患者に良くある病気ですので、取り上げました。

ベトナムからの連絡によりますと、手術を受けたのは、グエン・ズイ・ハイさん(31歳)で、手術の病院は、ホーチミン市の仏越病院です。ダラト出身の男性です。

手術が行われたのは新年の1月5日で、執刀医は、アメリカのマッケイ・マッキノン医師です。
背中をむけている右の人。

グエン・ズイ・ハイさんは、右足の腫瘍(しゅよう)が大きくなり、歩行困難となりました。腫瘍の重さは、90キロ、直径1メートルほどとなり、全体重の半分をゆうに超える重さになりました。

ナースが触っている足がハイさんの左足です。腫瘍があまり大きいので、ベッドを2つ合わせているのがわかります。

仏越病院によりますと、ハイさんは4歳の時に腫瘍ができはじめ、17歳の時に地元のラムドン病院で手術を受けて一部を切除したが、腫瘍は成長を続け最終的には歩行や睡眠が困難になったということです。症例の少ない遺伝疾患で、がん性の腫瘍ではないという。

まだ不確かな情報ですが、1997年の手術の時に、腫瘍の成長を止めるために、右足を、膝近くから切断しているようです。その時の腫瘍の重さが25キロと聞いています。しかし、その後も右足から腫瘍が成長をつづけていたようです。ということは、切断手術は、もしかして、する必要がなかったのではないでしょうか。この病気は、1800年代に発見されていて日本でも難病に指定されており、結構症例がありますので、症例をもっと調べる必要があったように思うのです。

執刀したアメリカ
のマッケイ・マキノン医師は2004年、ルーマニア人女性から約80キロの腫瘍を摘出する手術を成功させています

 仏越病院によると、マキノン医師は手術費を請求せず、25000万ドン(約90万円)に上るとみられる手術以外の医療費は全額が寄付でまかなわれるという。

手術には約12時間かかり、手術前、成功率は約50%だとしていましたが、現在の所手術は成功しており、患者の容態は安定しており、集中治療室でケアされているようです。

ベトナム国内では過去最大の腫瘍のようです。

病院当局は「この大手術には多くの危険が伴う。術中、術後ともに死亡のリスクがある」と述べ、「それでも患者とその家族は手術を受ける決断をした」と言いました。

手術後に病院が公開した動画には、手術着を着た5人の医療スタッフが腫瘍を医療廃棄物用の黄色いコンテナに入れる場面も映っているということです。この動画は同病院のウェブサイトで公開されているようです。

なぜ、このニュースを新年早々ブログに掲載したかと言いますと、東北学院大学の学生さんが暮れに在宅訪問したヴィンフック省のホー・クアン・カムさんの病気と同じだったからです。学生さんにこの記事を読んでもらいたかった・・患者は一人じゃないということも分かって欲しかったからです。

カムさんには、小粒の(手術を受けたハイさんからみればですが)の腫瘍がばらばらとたくさんできています。フィールド・ワークでは豚汁料理中でしたが、カムさんは、お尻の部分も一部学生さんにみせてくれました。学生さんにも、カムさんの足に出来た腫瘍を触ってもらいました。

カムさんの方が小さいから良い‥・というものではないのです。イボに見える神経腫瘍は常に成長しているのです。極端にいえば、カムさんの例が、ハイさんのサイズにまでになることもありうるということです。

これは、正式には神経線維腫1型といいます。レックリングハウゼン病とも呼ばれています。日本でも、淡路島の洲本にご在住の西村先生ご夫妻が、ベトナムで、患者の手術の面倒を見ておられます。敬意を表します。

今回のハイさんの腫瘍があまり大きいので別の疾病かと思うかもしれませんが、通称で書くNF1です。確認しました。


これが位置的には左足に見えますが、アンピュテートされた痕がみえますので、右足と推定されます。右足付け根から腫瘍が拡大しているのがわかりますね。

ハイさんの家は、貧しくて、100万円近い手術費用を賄いきれません。同医師は、手術料は請求しないそうです。手術費用以外の付属の費用は、寄付金でまかなったそうです。
いまのところ、枯れ葉剤との関連は誰も触れていません。しかし、言えることは、お母さんも同じ病気だということです。この病気は、常染色体優性遺伝という遺伝形式で遺伝します。


心配そうなお母さんの表情が分かります。

すべてを端折って一言で言えば、両親のいずれかが神経線維腫症1型の場合、2分の1の確率で、生まれてくる子供に遺伝します。

原因はわかっているのです。17番染色体に異常があるからです。でも・・今の科学‥医学ではそれをどうすることもできないようです。

危険な手術をくぐり抜けたハイさんの容態が、今後共安定することを祈ってやみません。

              愛のベトナム支援隊・北村 元
                Love & Support Vietnam
            <本ブログの無断転載・複製を固く禁じます>

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