愛のベトナム支援隊の夏のツアーが迫って来ました。
今年は、東北福祉大学の先生と学生さんが参加してくださることになりました。
そこで、ハノイへの出発を前に、スタディ・ツアーに寄せる思いを、綴って頂きましたので、4日間にわたって、ご紹介することにしました。私たちも、今回、皆さんにお世話になりますが、一緒に活動できることを楽しみにしております。
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【阿部真帆】総合マネジメント学部産業福祉マネジメント学科4年
スタディーツアーに参加するきっかけは漠然とした、インドシナ半島の国を見てみたいという好奇心でした。
スタディーツアーに参加するに当たり、私はベトナムの歴史について調べることにしました。ベトナムの成り立ち、フランス植民地時代、日本=フランス占領期、そして第二次世界大戦以降のベトナム戦争を含めた数々の戦争。現在のベトナムになるまでは様々な闘いがあったことを知りました。
そして何よりも一番興味があったのは、ベトナム戦争です。筆舌に尽くしがたい戦争であり、その後遺症は40年近く経った今でも、戦争経験のない世代も含めてベトナムの人々をジリジリと苦しめています。そして彼らに対する支援は万全とはいえません。
そんな中でも頑張って生きている人たちがいることを知り、彼らに会ってみたい、と強く思いました。これが私のスタディーツアーへ参加する理由です。
ベトナムは昨今急激な経済発展を遂げてきました。現在はやや停滞の傾向にありますが、2025年までの世界都市別平均経済成長率(プライスウォーターハウスクパース調べ2009年)では1位ハノイ、2位ホーチミンシティと上位を独占しています。
また、映画・コウノトリの歌(2001年/ベトナム・シンガポール/監督:ジョナサン・フー,グエン・ファン・クアン・ビン,ベトナム戦争を北ベトナム側の視点で回想形式で描く)という作品を見ました。この作品の中で、ベトナム人映像作家チャン・バン・チュイ氏のナレーターで、「時は過ぎ行く、だが傷は消えない。死者の墓石からも、生きる者の心からも。あの戦争は本当に終わったのだろうか」とつぶやくシーンがあります。
経済的に勢いのある国であると同時にベトナム戦争の傷跡が残っているという二つの姿を持っているベトナム、という国を実際に見て感じて、今後のベトナムについて考えてきたい、そう思い参加することを決めました。
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勉強していますね。実際目で見て、描いたイメージと同じなのか、違うのか・・その実感がさらに次の勉強へのステップになると思います。
阿部さん、ご協力ありがとうございました。33度の世界に行きます。体力をつけておいてください。
愛のベトナム支援隊・北村 元
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# スタディ・ツアーを前に(1)
2012.07.31 Tuesday
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