〜愛のベトナム支援隊〜 Love and Support Vietnam

枯れ葉剤被害者を支援しよう!寄付金受付中!今年の衣類は目標達成!ご協力ありがとうございました!

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# 東北学院大学経済学部フィールドワーク同行記23

昨日のアクセスは、105でした。ありがとうございました。

 

このブログの記事は、昨年12月23日、VAVA本部表敬訪問した時の話合いの内容を三分の二に縮めたものです。長いですが、読んでみてください。

 

Pham Truong 国際部長

   

本日、野崎教授を初め東北学院大学の学生さんにお会いして、大変うれしく思います。皆さまは、本日VAVA本部を訪問されるまでに、各地のVAVAを訪問してくださり、ありがとうございました。

 

ヴィンフック、ホアビン、ハイフォンを訪問して下さいまにした。今日の午前中は、友好村も訪ねてくださいました。

本日、会長は皆さんにおめにかかることにしていましたが、別の用事が入り、お会いすることができません。誠に申し訳ございません。

 

リン会長からの伝言は以下の通りです。

「皆様、一週間にわたり、各地を訪問して下さり、その支援の訪問が大成功であったことを祝し、おめでとうございますと申し上げます。と同時に、そのような訪問をしてくださったことに、本当にお礼を申し上げます。本日、私の代わりに、副会長のグエン・テ・ルックが出席しました」

 

ルック副会長

   

「北村さん、野崎さん、そして皆様と親密な雰囲気にするために、着席したまま、お話しをさせて戴きます。

 

多分、皆さんはこの1週間でお感じになったと思いますが、ベトナム戦争が受けたアメリカの枯れ葉剤の影響で、子どもたちが受けた影響はとてもひどいものがあります。この本部には、外国からのお客様が見えますが、お客様の中で一番多いのは、日本の皆様です。

 

愛のベトナム支援隊との協力は、とても長くなりました。今日ここに来られた皆様は初めてと思いますが、今後とも是非ベトナムとつながって下さいと願っています。

 

ベトナムの戦争のことを、今日ここで、簡単にご説明申しあげます。

 

アメリカ軍は、1961年から1971年まで、枯れ葉剤を8千万リットル撒布しました。その撒布面積は、旧南ベトナムの四分の一を占めるに至りました。

 

その散布量8千万リットルの中に、ダイオキシンが366キロ含まれていたとされています。このダイオキシンの猛毒性はすごくて、10億分の1グラムだけでも多くの人を死に至らしめるというものです。

 

皆さんも帰ってから、また勉強さえると思いますが、とても毒性が強いということを、私は強調したいです。(北村註:つまり、人間が作り出した毒物で史上最強のものです)

環境面での被害度ですが、土壌が汚染されると、植物はほぼ生きることはできません。死滅します。

 

人間の被害ですが、アメリカ軍の撒布を受けた人の数は、480万人と想定されています。(北村註:これはベトナムがはじき出した数字ではなく、アメリカ側科学者の科学的推論で出てきた数字です)この数字は、正式に確定された数字ではありません。実際には、もっと多いと考えています。

 

暫定的な数字として出されている480万は枯れ葉剤を浴びた人の数ですが、そのうち被害者となったのは300万とされています。

 

枯れ葉剤の被害者となった人は、ほぼがんなどが発症したりし、さらに第二世代、第三世代に引き継がれて症状が出てきます。

 

枯れ葉剤を受けてすぐ死んでしまう人もいました。しかし、枯れ葉剤を受けても何十年と生存し、その後、第二世代にも、第三世代にも被害が受け継がれることは、残酷です。短期にもむごいですが、長期的にもベトナムの将来を揺るがす毒の被害です。

 

日本でも、アメリカの投下した原爆で、今も被害者が残っています。これは全くベトナムと同じだと思います。これを同じ痛みと皆さんは感じていらっしゃるだろうし、この痛みを私たちも分かち合うことが出来ればと思います。

 

皆さんは、原爆の影響を受けずに元気で生まれたと思います。枯れ葉剤の被害を受けた人達を支援して頂いて、そのうえで、戦争が起きないように皆さんのご協力をお願いします。(拍手)

 

野崎教授 

VAVAのルック副会長、そして、VAVA本部の皆様、VAVAのおかげで、私たちの研修旅行が、大成功のうちに終わりました。感謝申し上げます。私自身は、今回で3回目のVAVA訪問になります。学生を連れて、2011年、2014年、そして2016年の今回で三回目です。今回は9人の学生が参加しています。私たちの研修旅行は、大学の授業の一環としておこなっています。

 

この訪問では、枯れ葉剤の被害者、そのご家族を訪ね、私たちにどんな支援が出来るか・・・そういうことを知りたく、また学ぶためにやってきました。

 

過去すでに二回学生がこちらに来ており、そういう学生が、日本に帰ってから、大学で枯れ葉剤の問題の報告会を開き、あるいは社会人が参加する大学祭での報告会をやりました。また、高校にも出向いて、枯れ葉剤被害のことを話しました。

 

今回も、同じように、多くのことを学びました。日本に帰りましたら、出来るだけ多くの日本人に、枯れ葉剤被害の現状を、学生と一緒に伝えていきたいと考えています。

 

もう一つ付け加えますと、昨年、北村さんと、私と、生田目教授(東北福祉大学)の三人が、VAVAのタムさんのご協力をうけて、ハイフォンで、枯れ葉剤被害者の調査研究が出来ました。これもVAVAの多大なるご支援のおかげです。そして、今年8月10日の国際会議に招待されまして、生田目さんが発表し、また論文も書くことが出来ました。その研究を今後とも続けていきたいので、VAVAのご協力をお願いしたいと思います。また、その研究の出版化も考えています。今回も、VAVAの多大なるご支援を頂きまして、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

ルック副会長

今回は、とても貴重な経験をされたと思いますが、それが、卒業の時、或は勉強の時のテーマとなればと思います。また、社会貢献のテーマになれば、嬉しいです。私が、もし大学院の研究生であれば、枯れ葉剤の被害について研究したいと考えます。(拍手)

 

チャン・ゴック・タム(科学部)さん

 

学生さんに伝えたいことがあります。世界で枯れ葉剤の勉強ができるところは、ベトナムしかありません。

今、フランス、オーストラリアから研究生が来て、ベトナムについて研究していますが、日本の代表として、皆さんが来て、研究してほしいです。

もし、皆さんが研究を希望すれば、私たちが資料の面でサポート出来ます。よろしくお願いします。

 

ルック副会長

学生さんの質問を受ける前に、北村さんに窺いたいことがあります。

北村さんは、かなり長期的に私たちと協力し、医師や看護師とともに、長く研究を続けてこられましたね。

 

北村 

私が初めて枯れ葉剤の被害者におあいしたのが、1989年です。1989年にバンコクに赴任して、一番最初に出張したのがベトナムです。その時、初めて枯れ葉剤の被害者さんをみたのが、枯れ葉剤との長いお付き合いの始まりです。

私は、日本のテレビ局のジャーナリストでしたので、一端被害者をみてしまったら、そのまま通りすぎることはできなくなりました。

それ以来2016年の今年まで、お付き合いをさせて頂いています。この支援は、ただ長くやったらいいというものではなく、出来る限り今後も、心のこもった支援を続けていきたいと考えます。

こういう若い方たちが一緒に来てくれるのは、すごくうれしいです。御答えになっていますでしょうか?

 

千田絵里香 

はじめまして。千田絵里香と申します。今回初めてベトナムに来て、枯れ葉剤を受けた被害者にお会いしましたが、最初はとても、衝撃が大きかったです。実際におあいいしましたが、直接の会話はできませんでしたが、聞き取りという形で話しを聞かせて頂いて感じたことは、直接会うということがとっても大事なことだと感じました。

 

大学の入っているゼミでは、ハンセン病の被害者のことを勉強していますので、今後はこの枯れ葉剤被害のことも並行して勉強していきたいなと思います。とても貴重な体験でした。ありがとうございました。(ベトナム側が拍手)

 

ルック副会長  

アリガト。

 

渡邊佳奈子

はじめまして。渡邊佳奈子と申します。私が一番心に残りましたのは、20日に行ったヴィンフックで、魚鱗癬症のミン君、タイン君兄弟に会った時が、一番衝撃が走りました。しかし、話を聞いたり、ふれあってみて、病気はもっているけれど、普通の少年と全く変わりがないことがわかりました。

 

VAVAの方々が、こういう被害者にこころよく会わせてくださり、本当にありがとうございました。(拍手)

 

奥山寛也

日本にいれば、間接的でしか支援で来ませんが、ベトナムにきたからこそ直接支援ができたのが、すごく良い体験だったと思います。

ですから、日本にこの体験を持ちかえって、日本の人々に枯れ葉剤被害者のことを伝えられたらいいなと思います。

 

糠澤圭太です。初めまして。

まず最初に、質問にお答えします。

私も、奥山君と同じく、12月20日、ヴィンフックで足湯をやらせてもらったのですが、足に触れる、手に触ってということは、そんなに難しいことではありません。これは、人生に一回できるかできないかの体験だと思うので、全然難しいということは感じませんでした。むしろ、自分自身は、どんどんこういうことに挑戦していきたいと思っています。

 

山田崇弘といいます。

今回インターネットの情報だけではなくて、自分の目で見たいという気持ちで来たのですが、ハイフォン市の二軒目の訪問の時に聞いた「辛い生活の中に、幸せはなかった」という言葉が一番印象に残っています。

 

そこから考えて、この二軒目を訪問するまでは、子どもを育てる・・・それが生きがいだと思っていたのですが、本当にそうなのかと考えるようになりました。枯れ葉剤被害者の生きがいって何なのか・・・そこで私の質問がこの場所でふさわしいかどうか・・わかりませんが、枯れ葉剤被害者にとって、幸せとは何だと思いますか?

 

私レ・クオンと申します

   

今年58歳です。抗米戦争、カンボジアのポルポトの戦争と中越戦争に参加しました。これは私個人の誇りではなくて、国の誇りの代表として話させてもらいます。

私だけではなく、戦争の参加し多人は皆誇りを持ったと思います。今のご質問は、とても脅威ある質問だと思います。幸せの定義について話してみます。

 

幸せというのは、人によって考え方が違うと思います。私が考える幸せは、人に幸せを上げるということです。一番幸せな人は、たくさんの幸せを他の人にあげる人です。

 

ここに居る皆さんも、幸せな人だと思います。何故なら、ベトナムの被害者に幸せを上げているからです。もし皆さんに時間があるなら、幸せについて、2時間くらい話せますよ。

 

レ・クオン

私は、日本人とベトナム人はどこかで共通しているものがあると思っています。皆様は、愛のベトナム支援隊のグループだと思いますが、もし愛の日本支援隊というグループがあれば、私は参加したいです。私の家族全員を参加させたいです。(大拍手)私は隊長になりたいです。(爆笑)

 

初めまして、伊藤優作です。

被害者のお話しを聞いていて、多少の差はあるものの、経済的に苦しいことが分かりました。家計が苦しい中で、当事者である家庭が私たちの訪問を引き受けてくださり感謝にしています。

 

五軒の家庭を訪問しましたが、どこでも、足湯になると皆さん笑顔になり、握手し合ったのが印象に残っています。

枯れ葉剤被害者が亡くなると、その家族への手当がゼロになるのが、被害者家庭の貧困が続く原因だと、私は思っています。

質問ですが、ゼロにするのではなく、半分でも手当の支給の継続をできないものかと考えます、どうでしょうか?

 

ルック副会長

いろいろの支援の仕方があります。伊藤さんは、国からの手当のことを言っていますね。この手当は、当事者の死亡によって支給は打ち切られます。しかし、その後も、遺された家族には、別の形で定期的に支援の事業をしております。

第一世代に相当する世帯主、或は元の世帯主が亡くなった時には、より手厚い支援が行われています。

 

レ・クオンさん

先ほどの伊藤さんの質問は素晴らしいと思います。枯れ葉剤の被害者の皆さんは、同じような心配をし、同じような気持ちを抱いています。

ベトナムを訪れた外国の団体からも、同じような質問が出ました。ベトナム政府も、いま、同じようなことを検討しています。VAVA内部でも、被害者の生活安定について、種々健闘をしています。

 

今検討している案件は、友好村のような施設を増設すること。面倒を見る家族に先立たれた子どもたちの支えるために支援活動をすることです。

 

現時点で、ベトナム全国に、友好村のような施設は26カ所あります。これらの施設は、父母のいなくなった身寄りの無くなった子どもたち向けの施設です。

 

ハノイから40キロほど離れたところに、150名ほど収容できるセンターが部分的に完成しました。まだ全部が出来ていませんので、150名しか収容できていません。すでに150名の生活が始まっています。

 

ハノイだけではなく、中部のダナン、南部のホーチミンにも、同様のセンターを設立する計画です。それらのセンターは、すべてVAVA本部直属のセンターとなります。身よりの無くなった人たちを100%,そのセンターに入ってもらって、生活できるようにしたいと努力しています。

 

ルック副会長

いま、私たちが一番困っているのは、各世代にわたって被害者をもつ世帯が多いことです。祖父、父、子ども、孫・・・それぞれの世代で被害の障害が後を絶たずにでてきます。政府と民間企業の支援も、一部だけであり、十分な支援が出来ているとは言えません。支援が満たされている状況ではないです。ベトナムはまだまだ発展途上の国ですが、経済発展とともに、官民ともにそういう被害者家族への支援の精神を育てていきたいと思います。

 

私は、共生社会経済学科に所属している3年生の遠藤良記と申します。

私は、ベトナムの被害者に足湯をさせていただきました。皆さん、働きの者の足をしていて、そのような方々が枯れ葉剤の被害に苦しめられていることに、私は心を痛めています。

 

副会長のお話しにもありましたように、日本なら広島、長崎、さらには全世界で悲しんでいる方々がいると思います。そのように苦しんでいる人々と手を取りあって生きようと思えたのは、今回のベトナム訪問が大きな理由の一つだと考えています。

私は、ベトナムがとても好きになりました。インターネット、書籍にも勝る貴重な体験をありがとうございました。ベトナムの被害者の方々の御健康とご幸福を祈ります。(拍手)

   

初めまして、吉田佳純と申します。

枯れ葉剤の被害を受けた人達に、何をすれば一番いいと考えていますか?

 

ルック副会長

私たちは、被害者の一番必要なことをするべきだと考えています。被害者の人の一番必要なことは、それぞれ異なります。その方が何を必要としているかを知るために、まず調べなければなりません。

被害者の方々は、肉体に抱えた被害に苦しんでいるだけでなく、精神的にも厳しい試練に直面しています。必要としているのは、薬や治療だけでなく、困難を乗り越える力とも言えます。

私たちに求められていることは、被害者一人一人の必要なことをきちんと把握して、二−ズに応えられるように協力することです。

 

Pham Truong 国際局長

私たちの努力目標は、被害者が一般社会の一員として入って行けるようにすることです。

 

ルック副会長

ベトナムの諺に、「喉が渇いている人には、水を与えよ」というのがあります。「空腹の人には、パンを上げます」 人によって、必要なものは違うということです。

枯れ葉剤被害者は、社会の弱者です。ベトナムのみならず、世界の方々との連携やサポートを求めています。社会に入っていける努力が、私たちには必要だと感じています。

 

レ・クオンさん

支援に際して、覚えておいてほしいことが二つの側面あります。支援には物質面だけではなくて、精神的な支援も是非忘れないで頂きたいです。物資的な支援は誰でもできます。ある意味で、精神的支援は、もっと大事です。被害者にとってみれば、生きていくこと、そして、社会の中に入って貢献していくこと・・これが大きな目標になっています。それらの実現のために、応援することがすごく大事です。

 

横田絵美と申します。

被害者にお会いできる機会を与えてくださって非常に感謝しています。私は、被害者のお宅で、バイオリン演奏をしました。こういう機会は他でもございませんし、二度とない機会だと思いますので、バイオリンを持ってきてよかったと思います。自分のめでみたことを、日本に持ち帰って、多くの人に知ってもらおうと思います。ありがとうございました。

 

チャン・ゴック・タムさん(科学部)

来年2017年には、ダイオキシン2017の国際シンポジウムがカナダのバンクーバーで開かれます。【北村註:これに関しては、末尾に若干の説明をつけておきます】

第37回ダイオキシン国際シン歩ジウムです。折角ベトナムに来られて枯れ葉剤の勉強を直接されたのですから、事務局にレポートを書いて送ってみてはどうでしょうか。ホームぺージもあります。VAVAもこのシンポジウムに参加します。

 

ルック副会長

私が一番大事だと思うことは、人間同士の気持ちです。本日は、日本から来てくださった皆さんのお気持ちをよく感じとることが出来ました。被害者の方々にもきちんとお伝えしておきます。この経験を日本に持ち帰り、知らない方々に教えてあげてください。越日の友好が永久(とわ)に強く続くようにお祈りします。(拍手)

 

ここで、東北学院大学から、寄付として金一封と

  

日本のお茶をお贈りました。

  

日本のハンカチも東北学院大学からです。千田さんから。

  

東北学院大学から、ベトナムの戦場でカメラを撮り続けた澤田教一さんの「写真集」を贈りました。

  

最後に、2015年9月に科学部のタムさんと一緒に調査研究した報告書を、野崎先生から贈りました

  

ここで、記念撮影です。

  

 

VAVAの皆様、長時間ありがとうございました。

 

           愛のベトナム支援隊
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