〜愛のベトナム支援隊〜 Love and Support Vietnam

枯れ葉剤被害者を支援しよう!寄付金受付中!今年の衣類は目標達成!ご協力ありがとうございました!

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# 東北学院大学経済学部フィールドワーク同行記22

 

         

 

今日は、ひな祭りの日。全世界の子どもたちに、幸せな日々、健康な日々を祈りましょう。

我が家にも、小さいセット・・上のイラストでいうと最上段の二体を、二部屋に飾りました。お内裏様とお雛様 二人並んですまし顔 歌の通りの人形です。

 

昨日のアクセスは、134でした。ご訪問、感謝します。

 

12月23日 ちょっと悲しい話です!

 

スイカ割りを終えて、会議室にもどりました。

ここで、長年、友好村で暮らすロンさんから話を聞くことにしました。

      

名前は、グエン・ティ・ヴァン・ロン(写真上・左の人)

 

ロンさんに関しては、普通の会話はなかなか難しいと言われました。この友好村には、8人の寮母さんがいます。そこで、彼女の事情をよく知る友好村の寮母さん、グエン・ティヒエン先生に手伝っていただいて、話を聞きました。ロンさんのクラスは、グエン・ティヒエン先生だけが担当しているそうです。

ただ、ロンさんの家の事情は家の人ほど詳しくはないので、あまり深くを知ることはできませんでした。

 

ロンさんは、1987年生まれ。今年30歳。彼女は、第二世代の枯れ葉剤被害者として生まれました。

友好村に何年いますか? と質問しましたら、「覚えていない」と答えました。

寮母さんは、17年目と言いました

 

この友好村に一番長く滞在している人です。私の記憶では、友好村の形が整ってきた頃の2000年に入って来たと思います。私が、友好村に通い始めたのは、2001年ですから、彼女の方がちょっと早かったと思います。

     

     2014年12月 FW訪問時に野崎先生と・・。

 

生まれはどこですか?

「ナムディン」と答えてくれました。

ナムディン省は、有名なロバート・キャパが抗仏戦争の取材時、地雷を踏んで亡くなったところです。

 

お父さんは、1954年から1975年の間に、抗米戦争に参加して、その期間のどこかで枯れ葉剤を受けました。正確に、「何年から何年まで従軍」という正確な数字はもらえませんでした。

ロンさんには妹・弟がいて、ロンさんは三人兄弟の長女です。枯れ葉剤被害のクルーゾン症候群は、ロンさんだけに出ているそうです。

 

彼女は生まれた時から、クルーゾン症候群(後で少し詳しく説明します)に悩み続けている一方で、知的障害も持っています。

兄弟の二人は、ロンさんに似ている(つまりクルーゾン症候群が出ている、という意味で寮母さんはいっていますが、その程度は不明です)、知的障害はでていないそうです。下の二人は、普通の学校に通学していたといいます。

 

お父さんには、症状がないのでしょうか?

「若い時は、何も出ていなかったが、年をとってから、骨に痛みがでたりして、普通ではない」と、寮母さんは答えてくれましたが、これ以上の詳しいことはわかりませんでした。

 

ロンさんは、テット(旧正月)の時に、年に一度の帰省をします。ナムディン省は、ハノイから遠くないのに、年一回しか帰省できないのかぁ・・と胸を突かれました。

 

その時、寮母さんは、こう言いました。

悲しい話があります。こういう症状がでていて、社会の人々から、偏見を持たれています。家族も周囲を気にして、あまり迎えに来ません。自分の妹の結婚式にも、ロンさんは呼ばれなかったのです。田舎では、枯れ葉剤の被害者に対する偏見が残っていますので、とても残念な話です

ヒエン寮母さんは顔を曇らせました。

 

障害者を、家族のお目出たい席や葬儀にも出さない話は、時々聞きます。

胸が詰まります。家族の員数に入らない時がある・・・・こんなに悲しいことはありません。

 

自分の子の力を親が信じてあげられないのか・・・

障害の子と真っ直ぐ向き合う中で育まれた絆を一家が経験できたはずなのに・・

支えてくれる人達への心からの感謝も、普通の人と違った深感謝の気持ちが湧き上がってきたはずなのに・・・

普通と違った子どもを忌避した両親の態度には、大きな違和感と悲しさを覚えます。

 

学生さんと共に、考えてみたいと思います。子の障害は親に恥を与えるのでしょうか・・?

       

       造花にかけるロンさん 抜群の技術です。

 

彼女が、ワークショップで造花を作り始めてどのくらいたちますか?

「本当に、この子は素晴らしい子です。この子は何をやってもすぐ覚えます。いまは、造花をやっていますが、パソコン、裁縫など・・すぐ覚えられる子です。勉強や造花のワークショップ以外では、寮母さん達のお手伝いもし、年下の子どもたちの面倒もよく見てくれます。」

「あとは、とてもよく気が付く子です。こちららが何かをしようと思ったら、すぐ手伝ってくれますし・・・」

 

答えは少し方向がずれていましたが、私の記憶では、造花の教室が出来てすぐ彼女が始めましたので、多分10年を越える経験を積み上げていると思います。

 

ロンさんが作った造花が、会議室のテーブルに置かれていることを、ヒエン先生が教えてくれました。もっと早くに、気づいてあげるべきだった・・と反省。

「とっても器用な人です。ここにある花は、すべてロンさんが作ってくれました。造花づくりは、本当に楽しそうにやっていますよ」

「造花だけではなくて、お正月の時に作る料理は、鶏肉をよく使いますが、上手に、しかも速く毛をさばいてくれますよ」

 

ロンさんの健康状態は?

「比較的、頭痛が頻繁にきます。そういう時でも、人にあまり甘えたりすることはなく、自分でできるだけがんばってみたりする・・・んです。賢い人です」

 

「多くの子どもたちは、一定の年齢がくると卒業していきますので、ロンさんのように(長期間住み込み)ケースは非常に稀です。経済的に困っている子は、ここで引き受けますが、それでも、年齢が来ると卒業していきます」

 

「卒業して実家に帰っても、必ずしも幸せでないことが予想される場合に、ここのように引き受けてくれる場所があることはすばらしいと思います」

 

「ロンさんは、ずっとここに居たいようですよ。ここですと、同じ境遇の友だちがいますので、周りの人から、偏見の目で見られることはありません。気が楽だと思いますね」

 

ご家庭の事情がロンさんにきびしいようすですので、できるだけ長く面倒をみてあげてください。お願いします。と、私からお願いしました。

 

同僚から聞きました。「ヒエン先生は、とてもすばらしい先生です。本当に良く面倒をみてくれます。」

皆で、ヒエン先生に拍手を送りました。

 

ロンさんに話しかけました。

「健康でいてくださいね。きれいなお花もいっぱい作ってください。

日本で作られた造花を野崎先生が持ってきてくれましたので、ロンさんにプレゼントするそうですよ。」

造花は、野崎先生の奥さま探してくださったと伺いました。(写真下:左から、野崎先生、ロンさん、寮母のヒエンさん)

    

   彼女の作った造花の前で、全員で写真を撮りました

     

 

記念写真に引き続いて、各種贈答品の贈呈式です。

クー庶務課長に、圭太サンタから、プレゼントです。

    

友好村職員の皆さんへと、代表して同じく庶務課長に奥山さんから品物です。

    

もう一つ、奥山さんから東北学院大学のFWCから、友好村に日本からのお土産です。

    

横山絵美さんから、伊日本から運んで来た衣類を贈呈です。

    

同じく、衣類を渡邊佳奈子さんからも。

    

最後に、圭太サンタから、サンタの衣装を。

    

 

+++

【クルーゾン症候群】について、少し触れておきます。

 

クルーゾン症候群とは?

 

クルーゾン症候群とは遺伝性の疾病で、頭蓋早期癒合症候群の一つで、 赤ちゃんが生まれた時に既に先天性疾患として持っていることが多いようです

生まれたばかりの赤ちゃんは頭蓋がまだ癒合していません。脳の成長に伴って頭蓋も自然と大きくなりながら自然に癒合していくのが通常の成長過程なんです

しかし、クルーゾン症候群にかかっている赤ちゃんは、 頭蓋が癒合してしまっているために脳が発育する事ができず、 そのために、頭蓋の中で早期に癒合した場所の骨が成長できずに 顔面奇形や頭蓋奇形などの奇形を起こしてしまうというものです

 

どんな症例?

 

クルーゾン症候群は、その顔面奇形や頭蓋奇形の一つとして知られています。早期癒合している場所や程度によっては、治療が必要ないまま成人に達する場合もあるのですが、 場合によっては眼球が突出してしまったり、顔面に奇形が生じる場合などがある。ロンさんもこの例です。

 

++++

 

楽しかった友好村を辞しました。皆さん、元気で!

 

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